※現在、公式の販売はしておりません。
あなたが選ぶ花を
『奉書紙』または『麻紙』の包みに結びます
micono Fiber art の祝儀袋について
見える部分だけ紙を切り貼りしたものでなく、元々の習わし通り2枚の紙を重ねて手折りしています。
厚めの紙を2枚重ねて折るというのは、折り紙のようにピッタリとはどうやっても合わぬもので、紙に逆らわぬよう「良い加減」に折っていきます。
キチキチに折られていないので、手に持つと折りたてのふわっとした温かみを感じていただけると思います。
誰に差し上げても失礼のないよう、祝儀袋の基本を崩さぬようデザインしました。
・水引は飯田産。中袋(封筒タイプ)付です。
・短冊は便利なものですが、本来は直接包みに名前を書くものですし、麻紙の雰囲気とも合わないため、お付けしていません。代わりに、包みと同じ試し書き用の紙をお付けします。(筆ペンでも容易に書ける紙です)
・包みは何も印字のないまっさらな状態でのお渡しとなります。(『寿』なども自筆でお書きいただくものになります)
包みについて
『奉書紙』または『麻紙』をお選び頂けます。
奉書紙
楮が原料の漂白された機械漉きの紙です。手漉きの方が質感は良いのですが、かすれやすく毛筆の技術がいるため、どなたでも書きやすい機械漉きを選びました。
麻紙
古来よりお清めなどに使用されてきた※大麻繊維100%の野州産手漉き麻紙。麻100%の紙を漉けるのはおそらくここの職人さんだけで、大変貴重な紙です。
手漉きでもかすれにくく、こちらもどなたでも書きやすい紙です。
麻紙は水に濡らすと、いとも簡単に繊維がほぐれ、土に混ぜたり、繊維の再利用が可能です。
・2枚目に重ねている赤紙は共通で、伊予産の深い赤色をした『紅雅』という赤奉書を使用しています。
※大麻繊維は、古来より日常の衣服や漁具、お清めや魔除け等に使われてきたもので、戦後急速に姿を消してしまいましたが、今でも伊勢神宮をはじめ神社の鈴縄や巫女の髪を束ねたり供え物を結わえたりするのに使われる風習が残っています。水引の起源も紅白の麻紐と言われています。