伝承 – 水引に魅せられた全ての方へ
伝承にあたっては、水引そのものの特性や可能性に親しみ、体感覚からの学びを基盤としています。水引や結びは古くから日本の儀礼文化と深く関わってきたものであるため、正統性や由来、精神性などの知識に意識が向きがちです。しかしまず大切にしたいのは、名もなき作業一つひとつを丁寧に行い、何よりも「清らかに」扱えるようになること。そういった時間の積み重ねがいつしか美しさとなり、時代や表現の違いをも越えて伝わっていくものではないか。
こうした感覚はなかなか言葉で教えることが難しく、試行錯誤を重ねる過程そのものが揺るがない土台となっていくように思います。そのための課題として最適だったのが、水引造形の基礎が詰まった「毬結び」です。何度も作りたくなるこの結びを通して「まず一つ、小さく調える」ことからはじめていただく水引毬飾り-Sphering- として、水引で何をする方の土台作りにも役立てていただけるようまとめています。
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