プロフィール

バージョン 2 – バージョン 3

みこのは物心ついた頃から
手を動かして作ることが大好きな子どもでした。

学校にあがっても美術や図工など創作の時間が
待ち遠しくて仕方なかったものです。

高校まで普通の学生生活を送りながらも
相変わらず興味の湧くまま
ジオラマや針金アート、模型、舞台セット、写真集、
説明が難しいようなよくわからないものまでw

あらゆるものを夢中で作って遊んでいました。


そうしているうちに見えてきたのが

平面よりも「立体」により魅かれるということ。

手で直に触れ、その素材や道具の特性をつかみ
やりとりするのがたまらなく楽しいのです。

また「立体」の持つ美しい三次元的な「ライン」
にぞくぞくし、
自然と目がいってしまいます。


武蔵野美術大学 空間演出デザイン科に進み

ファッションから舞台装置に至るまで
幅広い物づくりを経験しましたが

共通して学んだのは、

「付け足すものでなく、そぎ落とすものがなくなって完成する」

ということです。
これは今でも、日々あらゆるところで意識しています。

 

ちょうど就職のことを考え始める時期

想いを込めてつくった華やかな舞台装置が
役目を終えた途端一瞬で粗大ゴミとなるのを目の当たりにし

伝統工芸の慎ましく丁寧な世界に惹かれていくようになりました。


工房を訪ね歩いたりするうちに、インターネットで水引細工に出会います。


「立体」を限りなくシンプルな「ライン」で表現する

色彩豊かな水引が、私の心を捉えました。

まさに一目惚れです。

すぐに門をたたき水引への思いを伝えると
「是非来て欲しい」と運よく拾っていただき
職人見習いとして働きはじめます。

まさに水を得た魚のように
次々と祝儀袋や結納飾りなどの伝統的な結びをマスターし

アクセサリーや祝儀袋のデザイン、オーダーメイドも担当。

ゴジラ松井選手が結婚される時には
原監督の祝儀袋を作らせていただきました。


単身京都に渡った身には生活ギリギリの給料で

一度は職人を辞め別な仕事で生計を立てるも

やはり水引に対する情熱は色あせず
他の仕事をする傍ら再びオリジナルの作品を作りはじめます。

当時80歳を越えていた師匠に言われた
「あんた程につくるもんはおらんわ…」という言葉。

教えたことはできても
新しいものを生み出せる人がなかなかいないのだそうです。

師匠に認めてもらえたことが嬉しくて
ずっとこの言葉が胸の中にありました。

 

出産・離婚後、息子の手が離れ始めたのをきっかけに
2015年春より、水引で仕事を始めることを決意。

・ハンドメイドサイトでの販売
・イベント出店やワークショップ開催
・美容室・フォトスタジオ用の髪飾りデザイン
・雑貨店・セレクトショップなどへの卸し
・各種オーダーメイド製作依頼への対応
・全国の百貨店での期間限定販売

などを行い、2016年秋
念願の『micono 
Fiber art』 公式サイトが完成!

2017年 安房暮らしの研究所 gallery 2×2にて初個展【MIZUHIKI NATURE 展】
2018年 Japan Expo Paris 公式美術展示パビリオン[WABI SABI]へ招待出展
   世界に水引を紹介させていただく機会をいただきました。
2018年 琵琶倶楽部ギャラリー 個展【MIZUHIKI WAVE展】
2018年 保田小学校 まちのギャラリー 個展【水引アート展】

 

水引は、紐より弾力があり針金よりしなやかな
とても表現の幅が広い素材ではありますが、

水引にしか出せない凜とした「ライン」があります。

そこを最大限フィーチャーした作品を意識しています。

一度でも力を加えると痕がついてしまう水引は
やり直しがきかず、まさに一発勝負。

ヘタにいじくるほど緊張感のないものになってしまいます。


私を魅了する美しい「ライン」を出すために

整えた作業机の上に道具をそろえ
真っ白な半紙に筆を走らせるような気持ちで

水引一本一本に命を吹き込んでいます。

 

アトリエは、海の見える高台にある
小さなワンルームの一角。

息子と二人、このアトリエ兼自宅で小さく暮らしています。

まだまだ子どもにも手がかかり
しんどいこともありますが

親子のペースで、好きなことをして暮らせている
今の暮らしが一番好きです。


私の創作へのエネルギーの源は今も

子どもの頃のようなあの誰にも止められない「好奇心」。

小さな師匠からも
忘れかけていたことを思い出させてもらったり

学ぶことがたくさんです。

 

バージョン 2