鴨川館エントランスオブジェ 昇-Show-
令和元年、松林に囲まれた歴史ある旅館の新たなスタート。
松の成長と、次のステージへ進む旅館を、螺旋状に回転しながら進化上昇していく松の姿に表現しました。
この突飛な色は、毎日がお客様にとってクライマクスである旅館と同じく、葉のクライマクスである紅葉の色を切り取ったものです。
松葉は一気に葉が落ちないので気付きにくいですが、各々で散る時に実は紅葉しているのです。
水引だからこそ実現する鮮やかな松。
末広がりで縁起の良い『八』本の柱が支え、松葉の広がり方も真上から見ると8の字になるよう、数字の『8』をベースに模っています。
360度見る位置により色んな表情を持ち、てっぺんには伸びていく新芽、葉の下には松ぼっくりが。
松の下に広がるのは、白砂。
白砂青松のイメージで白い玉砂利を敷き、枯山水のように波の模様を描きました。